プロソディ・シャドーイングとコンテンツ・シャドーイングの違い

 
前回の記事で「シャドーイングは意味がわからなくてもいい」といいましたが、実は、「意味の理解」を目的としたコンテンツ・シャドーイングという方法もあります。

今回は、リスニングの仕組みを解説したうえで、「プロソディ・シャドーイング」と「コンテンツ・シャドーイング」についてお話します。

リスニングの仕組み

リスニングには、(1)音声認識 (2)意味の理解 という2段階のプロセスがあります。

たとえば、We need to support her.(ウィーニーダサポーター)という音声を聞いたとします。

英語が全くできない人であれば、(サポーター)の部分しか聞き取れないかもしれません。この場合、(1)音声認識ができていないわけです。

一方、少し英語ができる人であれば、(ウィーニーダサポーター)とはっきり聞き取れるでしょう。しかし、音声をWe need a supporter.と間違って解釈をしてしまったとします。この場合、(1)音声認識はできているが、(2)意味の理解はできなかった ということになります。

あるいは、We need to support her.という文だとわかっても、日本語での意味がわからなかったら(2)意味の理解には到達していません。

 

ある音を聞く「????」 → 音声認識「ウィーニーダサポーター」 → 意味の理解「We need to support her.(彼女を支える必要がある。)」

 

プロソディ・シャドーイングとは?

プロソディ・シャドーイングとは、音声認識に重点をおいたシャドーイングのことです。(※プロソディとは音韻という意味。)

さきほどの例ですと、「ウィーニーダサポーター」という音声を認識する段階に焦点を当てているわけです。仮に意味を間違って解釈したとしても、プロソディ・シャドーイングの観点からは問題ありません。それよりも、聞こえた音声と同じ発音・イントネーションで「ウィーニーダサポーター」と声に出せるか?が問題なのです。プロソディ・シャドーイングでは、音声の特徴(発音・イントネーションなど)をしっかり把握することを第一の目的としていますから。

※ちなみに、一般的な「シャドーイング」は、「プロソディ・シャドーイング」のことを指す場合が多いようです。

 

コンテンツ・シャドーイングとは?

コンテンツ・シャドーイングとは、意味の理解に重点をおいたシャドーイングのことです。(※コンテンツとは内容という意味。)

さきほどの例ですと、「We need to support her.(彼女を支える必要がある。)」という意味を理解する段階に焦点を当てているわけです。シャドーイングする時は、頭の中で意味を理解したうえで、「ウィーニーダサポーター」と声に出さないといけません。

これは、音声認識をしたうえに、きちんと意味の理解をしなければいけないため、プロソディ・シャドーイングに比べて負荷がかかる作業です。シャドーイング初心者や時間がない人は、必ずしもやる必要はないでしょう。

しかし、そもそもリスニングとは、意味の理解まで到達してこそ、完成するものです。しっかりプロソディ・シャドーイング(=音声認識)ができるようになったら、今度はコンテンツ・シャドーイング(=意味の理解)に挑戦してみるのがいいですね。

 

PS

シャドーイングをする以前にリスニング力に自信がない方は、こちらを参考にしてみてください。

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